文字画像からフォント名を教えてくれたり、草書を翻訳してくれたり

最近、文字に関する話題が続いたので備忘録。

文字画像からフォント名を教えてくれるサイトの話

最近 Pinterest で気に入った画像を保存する(「Pin する」と呼ぶ)のが日課になってしまった。見てて楽しいし、ハウツーものや、美しい作品など、本当に飽きない。

Pinterest を始めたときに真っ先に作ったカテゴリが手書きの作品集。名言や歌詞などいろいろな短文をアーティスティックな文字で書いたもの。英語が多いので、ときに実はフォントだったりする。

他の人が気に入ると、自分が Pin した画像 (Pin) をさらに Pin してくれる。最近人気なのが「無垢」という文字をカリグラフィ的に書いたこの画像。なるほどなぁ。

https://c1.staticflickr.com/6/5533/30348480304_9f6b9b0bd2_q.jpg

私が最近一番気に入っていたのはコレだったんだけど…

https://c5.staticflickr.com/6/5830/31133879156_6c8f3e5fd2_q.jpg

何度も見ていたらフォントだと分かってきて、今度はフォント名を知りたくなった。ある文字画像がフォントだとしたら、フォント名を探し出してくれるユーティリティってないのかなぁ…と探したらありました。

他にもあるけど正解率の高いサイトだと、ここ。

What Font is | WhatFontis.com

それによると、私が気に入った文字は、Mathilde という名前でした。

古文書の画像を翻訳してくれるサービスが完成した

似ているようで全然違う話だけど、最近ディープラーニングという手法で古文書をひたすら学習させるというプロジェクトの話をTVで見た。それが完成したという記事を先日見てさっそくサンプルを使ってみた。

江戸時代のくずし字1521文字種・8万6176件の字形データセット無償公開、ディープラーニングを用いた文字認識のサンプルプログラムも〜NIIと国文研 -INTERNET Watch

古文書を文献として研究対象にしたい人は、今後は古文書の解読なんてしなくてもよくなるのですね。たぶんね、英文を読むより大変かも。


そもそも膨大な古文書を無料で閲覧できることも知らなかった。趣味の硬筆では草書が読めなくて断念した口だけど、これがあったら勉強する気になれたかもしれない。


すごいのが、ビューアやその API を無料で開放していること。公的機関だからなのかな。

IIIF Curation Viewer | 人文学オープンデータ共同利用センター

これで草書の勉強ツールで素敵なのを誰か作ってくれないかしら…

URLSchemeExtractor その後

まだ OSX が Lion だった4年半前に作った Automator のアプリ( 手持ちのすべてのアプリの URLスキーム(URLScheme)一覧を一発で取得する方法 - ろばの穴・別館 で紹介)について、過分に取り上げてくださった方がいらしたので、お礼とご紹介をしたいと思います。

個別のipaファイルからURLスキームを抽出するAutomatorアプリ - Workflow for iOSの覚書

私のは今でも Automator で保存しなおせば動くようですが、やっつけで適当な仕様でした。これを使いやすく改造してくださっています。なんと「メモ.app」に出力されたりします。本当に感謝です。

実はこないだのホテルカリフォルニアといい(あれ?ここで書いたっけ?)*1 虫の知らせみたいなものが今年に入って2度目なのでした。four_or_three さんが、改造の件コメントくださった前日に、数年ぶりに URLスキームを使おうと、iPhone にランチャー(今回は „Launcher“ というアプリ)を入れたばかりでした。なんだろうね、最近霊感が強いのかも。


今更ランチャーを入れたワケ。先日、iPhone のほうは JB を諦めて iOS10.1 にアップデートしてしまい、その結果いくつかの設定をコントロールセンターから直接設定できなくなりました。例えば位置情報サービスやオートロックのオンオフ、リスタートなど。そのいくつかは、ランチャーを使って通知センターのウィジェットとして呼び出せることを知って、1ステップ多いし直感的ではないけれど、しばらく使ってみることに。

https://c6.staticflickr.com/6/5797/30337970013_4e53845e08_n.jpg

矢印1つめと2つめがオートロックと位置情報のオンオフを呼び出すウィジェット、矢印3つめの赤いアイコンがランチャーアプリです。ちょっと便利になりましたが、再起動は相変わらず一旦「電源オフ」してから起動し直さなければなりません。

*1:今年2月に入り、毎晩日替わりで頭に流れていた曲が突然洋楽に変わり、しかもサビしか知らないホテルカリフォルニアだった。イーグルスの曲だというのを初めて知り、YouTubeで’77年キャピタルセンターのライブ映像を見て衝撃が走った。その日から’80〜’00年前後のロックにはまり9ヶ月になる。グレンフライ氏が亡くなったことを後から知った。しかも自分と同じ病気が直接の死因だったりする。

最近の iPhone は素人でもここまで撮れるんだなぁって感心。

iPhone6 で撮ったもの at 苔の里

https://c5.staticflickr.com/6/5642/30491117180_ac528709c2_n.jpghttps://c7.staticflickr.com/6/5820/30491117550_1afed0d4ec_n.jpg
https://c7.staticflickr.com/6/5836/30675267142_c4d3ecc2fe_n.jpg

どうせ 6年前のリコーのコンデジ(cx2)を使いこなせていなかったから、もう iPhone だけで事足りるかも。リコーのデジカメは接写が強みなので、1〜2cm ぐらいまで寄りたいときだけ引っ張り出せばいいかな。たとえば「カエル on 紫陽花」とか。

https://c2.staticflickr.com/6/5655/25318965929_52d98a045f_n.jpg

ご縁あってこの記事を読んでくださった方、季節外れのカエル写真をご覧ください。

カエル天国(Frog & Hydrangea)

El Capitan 日本語入力が遅くなっていくのを改善

El Capitan 日本語入力が遅くなっていく

El Capitan になって気づいたのだけど、ワープロしているとだんだんと日本語入力が緩慢になっていって、日本語変換がタイプ速度についでいけないほど遅くなっていく。

日本語入力プログラムプロセスを終了させることで、一時的に早くなる

遅いなぁと思ったときにアクティビティモニタ.app で確認すると、「日本語入力プログラム」プロセスのメモリ使用量がだいたい200MBから300MBぐらいになっている。

アクティビティモニタ.app は、アプリケーションフォルダのユーティリティフォルダにある。


このプロセスをいったん終了させる。x ボタンを押して「終了」させるだけ。


このプロセスは自動的に再起動するが、その直後の様子。メモリ使用量は数十MBにまで減っている。

日本語変換は劇的に速くなります。


あとで検索したら、こちらの方がすでに解決されていました。

El Capitan Macのライブ変換・日本語入力が重たくなる問題と対処 | MaryCore

ワンアクションでネットワーク環境を変更したい

ネットワーク環境の設定を複数切り替えたいときがある

普段は(訳あって)ルータを DNS サーバにしているけれど、(ある事情で)いっときだけ GoogleDNS の「8.8.4.4」なんかにしたいときがある。大きく2つ方法がある。これはDNS以外でも、ある設定だけ(例えば、IPアドレスを自宅と職場で切り替えたい、など)を、1つのネットワークインターフェイスに対して、切り替えたいときにも応用できる。

2種類の方法について、詳しくは Apple のサポートページに書いてある
ネットワーク環境を使う (Mac OS X v10.6 以降) - Apple サポート

1つのネットワークインターフェイスに対して複数の設定を切り替えて使えない

上記サポートページによれば、こんな制限がある。

2 つのネットワークに同じインターフェイスを設定する
デフォルトの「自動」ネットワーク環境は、2 つの異なるネットワーク環境で同じネットワークインターフェイスを使うために 2 つの構成を持つようにはなっていません。たとえば、Ethernet ポート設定に対して、職場では手入力設定で利用して、自宅では DHCP を利用する場合、「自動」ネットワーク環境では、デフォルトの状態のネットワーク環境の切り替えを回避することが許可されません。ネットワーク環境を切り替える必要があります。

ちょっと解りにくいので実際の現象をメモ。

1つの「ネットワーク環境」設定の中では、同一ネットワークインターフェイスWi-FiインターフェイスEthernetポートなど)に対して複数の設定を作って切り替えようとしてもできない。オンオフが両方に適用されてしまうから。これは仕様のようだ。

1つのネットワークインターフェイスに対して2種類以上の設定を切り替えて使いたい場合、システム環境設定 >> ネットワークの設定で「ネットワーク環境」を切り替えたい設定の数だけ作っておく必要がある。

メニューからネットワーク設定を切り替えられるのは便利

複数の「ネットワーク環境」を作っておくと、システム環境設定を開かなくても、メニューから直接複数のネットワーク設定を切り替えられるという利点がある。

注)「ネットワーク環境」の設定が 一つしかない場合は、メニューに「ネットワーク環境」が表示されない。

この方法だと

  1. システム環境設定 >> ネットワーク パネルを表示
  2. 設定を切り替え、
  3. 適用ボタンを押す

という手順を踏む必要がない。

現在設定されている DNS アドレスを知るには

Wi-Fi 接続の場合は、オプションを押しながらメニューバーの「Wi-Fi の状況」をクリックするとたいがいの情報は表示される。

ただ、DNS アドレスは表示されないんだな。知りたい場合は

  1. システム環境設定 >> ネットワーク >> 接続しているポートを選択 >> 詳細ボタン >> DNSのタブ を表示
  2. ターミナル.app を起動、以下のコマンドを実行
$ networksetup -listallnetworkservices      ! ネットワークサービス名をリストアップ
$ networksetup -getdnsservers "Wi-Fi"     ! DNSアドレスを表示

の2通り。他にもあるかもしれないけど。
脱線するが、2を自動化したい場合は、
Geek Knowledge: (Linux等の)シェルスクリプトを Mac の Finder からダブルクリックで実行するには <ありがとうございます

こちらの方法がラク。こんなスマートな方法があったのね。自分は Automator が慣れているので、シェルを実行してクリップボードにコピー、スポットライトなんかにペースト、というのを作っていた。

El Capitanのメモ.app で気づいたこと その2

「- -」が「―」に

編集 > 自動変換 > スマートダッシュ記号

にチェックが入っていると、行頭で「-」(半角でマイナス)を2つ打った時点で自動的に「―」(ダッシュ記号)に変わる。このダッシュは、「-」+ スペース でできるリストとは違い、通常のテキストになる。


リストとインデントの関係

フォーマット >> フォント >> リスト >> 箇条書きリスト

で以下のリストになる。

このリスト行のインデントを増やしていくと(コマンド+“ ] “)以下のように先頭の記号が変化


フォーマット >> フォント >> リスト >> ダッシュ付きリスト

フォーマット >> フォント >> リスト >> 番号付きリスト

の場合は、インデントによる行頭記号の変化はなし。

リスト行での階層変更

1)何も入力せずにリターンキーで上の階層になる。
2)インデントの深さ変更(コマンド+” ] ”)(コマンド+” [ ”)でも可能。

以上備忘録

El Capitan メモ.app 備忘録

「*」+スペースキーでリストに

今月になってやっと メモ.app をアップデートした。同期がされなかったりメモがだぶったりなど信頼性に欠けていたので、600もあるメモを失うのが怖くて、アップデートは少し待っていた。

ネットでも障害報告があまりないようだし、新機能も使いたかったので。

メモ.app を使っていて気づいた機能。他の環境では見たことあるけど当たり前の機能なのかな?

行頭で「*」または「-」をタイプ後、スペースキーで、その行がリストに変わる。
  「*」だと 「●印」のリスト
  「-」だと 「ー印」のリスト
になる。