CP+とTDR(not HDR)

デジカメWatchで詳しくレポートされているので、何やら楽しさが伝わってきますが、元気だったら絶対行きたかったな…。

CP+ 2011, Yokohama, Japan – Day 3 : Manfrotto School Of Xcellence

こちら「Manfrotto School of Excellence」のサイトのレポ、さすが写真が素敵です。最近って、HDRの機能がデフォルトでデジカメに搭載されていたりするんですね。三脚使わなくてもきれいなHDR作品が撮れるんでしょうか。今持っているcx2は気に入っているのですが、ぎりぎりcx3からの搭載なんですよね。cx2には「オートブラケット」という機能があって、これを使えば露出やホワイトバランスなどを3通り少しずつ変えて連写してくれるんですが…連写とは良いながらかなり間が開くので自分だと三脚がないとぶれます。iPhone4だとどんな感じなんでしょう?

先日、iPhoneアプリでこんなのを見つけました。
Primasnap for iPhone, iPod touch, and iPad on the iTunes App Store

サイトはこちらです。
Primasnap | True Dynamic Range Photos


これは「True Dynamic Range (TDR) 」と呼ぶ技術(オリジナルかどうかは調べていません)。検索すると英語の論文がたくさん出てくるので情けないながら近づくのをやめました。

これはどんなアプリかというと、1枚の画像からHDRのような写真が合成されるんです。迷ったら暗めに撮っておけと旦那によく言われるんですが、そういう写真でもこのアプリで読み込ませると、ワイドレンジの明るさの情報が浮かび上がってきます。そして1枚しか使わないので「ぶれません」。これが私には魅力です。

▼ 起動直後の画面

アルバムからイメージを1枚選ぶと、自動処理されます。

▼ これはオリジナル

▼ 明るさを3通りから選べます。

▼ 元画像と、TDR処理した画像

これは「殺意のキャンバス」という刑事コロンボの一場面からクリップしたものなんですが、殺人犯である有名な画家が描いたコロンボのポートレイト。これが、暗めの部屋にすごくいい雰囲気で、葉巻の煙が漂ってきそうな、魅力的な場面でした。コロンボって意外とダンディだったりして?

これをTDR処理すると、コロンボの顔や左側のライトの明るさはそのままに、服の暗い部分の細かいシワや背景のこまごました雑貨が見えてきます。この場合は見えないほうが雰囲気があっていいんですけれどね。


TDRについては作者が説明文を書いているんですが、英語も写真も苦手なこともあり、よくわかりません。素人でも気軽にHDRライクでもっと高度な写真が作れるというようなことが書いてあるんですが、その理論については理解できませんでした。

「Gallery - TDR + HDR」というページを見ると、iPhone4に搭載されているHDRオンリーと、TDRと併用した画像が並べてあります。


私が自力でよく試していたのは、Welcome to Ohanaware - OhanawareのHDRtist.appというMacHDR処理ソフトです。プレビュー.appなどを使って、1枚の画像から、あらかじめ明度調整した画像を数種類用意しておき、このアプリに読み込ませるのです。そうすると、HDRとほぼ同様の結果が得られます。でも手間がかかるので、このTDRを知ったら使わなくなりました。