プライバシーの自覚と個人情報の循環システム

英国『Wired』誌が「超パーソナライズ表紙」 WIRED VISION

「Andy Coulsonさんこんにちは、あなたの携帯電話や住所、最近出現した場所、昨年の収

入、家族の誕生日は......」

購買購読者たちのうち選ばれた人々に、表紙が「超パーソナライズ」された雑誌を届けて

いる。今月号の記事「プライバシーの終焉があなたに意味するもの」と連動した企画で、

公開されている情報源から、人物の詳細に関する個人データをどのくらい簡単に見つけら

れるかを確かめるという試みだ。

ちょっと面白かったので引用してみました。こういうどきっとさせる試み、日本でもやってみればいいのに。

▼ 元記事

Behind The Scenes Of Wired UK Magazine’s Personalized Covers Epicenter  Wired.com


日本がプライバシーに無頓着と思う瞬間

少なくとも日本って自分や自分に関わる人のプライバシーに結構無頓着だったりします。

そう思う場面は…(こんなこと、はてなに書くのはちょっと場違いかもしれませんが)

    • 個人のブログにブログパーツやガジェットをぱかすか貼っている。訪問者はそれで無防

備に遊んで行く。

    • 楽天サーチの検索が増えた。それってつまり種々情報と引き換え&ターゲット広告を散

々見せられた上で検索結果を見ているってこと。(楽天ツールバーを入れた人ってオプト

アウトできるのかしら?)

    • 懸賞付き年賀状メールなんかに、自分&友人上司後輩のメアドをばかすか入力。(さす

がに本名を入れられたことはない)

    • ○○メーカーとか○○占いとかに、自分や家族や恋人の本名や生年月日をばかすか入力。
    • タダでポイントが溜まるので、行きと帰りと売り場でお店のリーダーに会員カードを読み取らせる。

私も以上の行為の結果、ネットの向こうで先方が何をしているか、何を集めてどうつなげているかなんて知りません。知ったら…怒りと去りし日の自分の浅はかさにプルプルするかも。

誰かこの一連の現象の俯瞰図を描いてくれないか…と思っていたら、旦那が教えてくれた。


IT / 米連邦取引委、ブラウザーメーカーに監視阻止の仕組み開発を要求 / The Wall Street Journal, Japan Online Edition - WSJ.com

この元記事と思われるWSJの記事

FTC Backs a 'Do Not Track' System for Internet - WSJ.com

ここの図版の下にレポートへのリンクがありました。

▼ 100ページほど3MBあるPDFへのリンクなので注意

101201 FTC privacy report

この最後にある図版が見たかったものです。

図版タイトルの Personal Data Ecosystem ですが、経営用語の「エコシステム」というより「個人情報の食物連鎖&共生による循環システム」とでも言ったらしっくりきそうな感じがします。

これを見ると上で紹介した『Wired』誌の一件がよりシビアに分かります。多分多くの方が「分かってはいるけど」いつの間にか麻痺してしまっていることなんじゃないでしょうか。…個人情報。


ちなみにこの特集記事も危機感持つには分かりやすいです。

IT / 特集:ネット上の個人情報管理への疑問 / The Wall Street Journal, Japan Online Edition - WSJ.com


もう一つの展開

日本でもやって欲しい動き。

IT / 一部ネット追跡会社、収集した個人情報を開示へ / The Wall Street Journal, Japan Online Edition - WSJ.com

一部のオンライン追跡会社で構成されるグループが、いかなる個人情報を入手したかを消費者に知らせるサービスを立ち上げる。

オープン・データ・パートナーシップと呼ばれる今回のプロジェクトは、この種のサービスとしては初のものだ。

 これらの企業は、収集した個人情報について、興味やプロフィールなどを顧客自身が編集するのを容認する意向。さらに顧客に対し、追跡を拒む選択も認める方針だ。

 2011年1月にサービスがローンチされると、ユーザーはデータ追跡会社8社から自身の情報を得られるようになる見通し。

へー面白い。

 参加企業はシステム構築後に増加する見通しだ。ただ、グーグルやヤフー、またそのほかの100余りのネット追跡会社はこれに関わらない。

ふん。