新しい MacBook Air の発表を見て惹かれたのは、軽さと SSD ドライブ。薄いのは自分にはあまり関係ないし、ラインアップを見てたら選べるものがない。なんというか出し惜しみ(旦那談)。どうせなら CPU ももう一声速く、メモリも上限が4GBだし、SSD の容量ももっと上が選べたほうがいいと思うし、USB は 3.0 じゃないし。
それで、値段が下がっただろう MacBook Pro に買い替えようかな?とも思ったのだけれど、そんなに安くなったわけでもなく…なんて考えていたら、手塩にかけてきた MacBook にもうちょっと頑張ってもらおうかと決心。SSD を買ってみた。
まだ HDD 並の大容量のは高いので、初めてだし、こなれてきている 64GB にした。評判の良さそうなのを Amazone で購入。
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さて、160GB 内蔵、バックアップ用に外付け 320GB だった HDD をどうやって内蔵 SSD + 外付け HDD での運用に変えるか、しばらくぼけーっと考えていた。方針はこう決めた。
よく使うファイル類を SSD に。マルチメディア系のデータやバックアップは外付け HDD に。
以下は 160GB HDD から 64GB SSD + 320GB 外付け HDD への移行作業の備忘録。
3)外付け HDD 140GB (SecondD と命名)に1)で選んだフォルダ以外をコピー
4)SnowLeopard のクリーンインストール
ここで裏蓋を開けて HDD と SSD を交換。
実はクリーンインストールは初めて。DVD で起動して、まずは SSD をフォーマット。
インストール、Time Machine からユーザ設定(約30GB)だけを転送。
(ここ2ヶ月ほど、ちょっと不安定だったのでアプリケーションは入れ直し、設定は一からだと面倒なので転送、にした。
ソフトウェアアップデートでOSを最新に。
5)普段使うアプリケーションをひたすらインストール
現状で 3.5GB。4.2 GBだったからそんなに減らなかったみたい。まだ入れたいアプリあるし。
6)マルチメディア系のデータ用フォルダを外付けに追い出す
ここで困ったのが、ムービー、ピクチャ、ミュージックの3つの大容量のフォルダのデフォルトの位置をユーザホームの下から外付けHDDに追い出す方法。
1. iPhoto のデータは、もう一度読み込み直せばライブラリを作り直してくれるので、問題なさそう。
2. iMovie のデータは、「iMovie Projects(.localized)」「iMovie Events」の2つのフォルダを外付けに移動し、エイリアスを元の場所に置くことで今のところうまく動いてくれている。
3. iTunes の場合は、音楽とiPhoneアプリの管理が統合されているので、分かるまでちょっと面倒臭かったが、以下の方法で一応解決。
▼ iTunes 環境設定の「詳細」で、「iTunes Media フォルダの場所」を1つ上の階層に設定
▼ 容量の大きい「iTunes Music」「Mobile Applications」の2フォルダを外付けに移動し、エイリアスを元の場所に置く
例えば、音楽ライブラリを再読み込みしたり、「iTunes Media フォルダの場所」を外付けに指定してみたり、何通りか試してみたが、リンクが切れてしまったりしてうまくいかなかった。音楽ファイルとアプリの両方がうまく移動できたのが、この方法。
7)外付け HDD なしで再起動、一通り動くか確認
この時点で、内蔵は 29GB、外付けは 90GB 使用。
8)ベンチマークの結果
4)のクリーンインストール&アップデータ適用の直後に Xbench.app で測定してみた。左が SSD 移行前、リブート直後。右が SSD 。明らかにディスクが速い。
体感速度もかなり。特に OpenOffice や VMware の起動。Mac 自体の起動、再起動。夢の様に速くなった。
ちなみに、▼ 新しい MacBook Air のデータはこちらの記事。
新 MacBook Air のSSD仕様、ベンチマーク
追記1:2010/10/30
新 MacBook Air のSSD仕様、ベンチマークの記事を拝見する限り、我が MacBook も十分速いみたい。ちなみに、メモリは 4GB。携帯性を重視しない人は、まず
- メモリの状況を見て足りないなら増やす
- HDDをSSDに替えてみる
というのがお勧めです。今回はどちらを先にするか迷ったのだけれど、これだけアプリケーションの起動が速いなら色々と常時立ち上げて置く必要もなくなり、メモリも増やさなくてよくなりました。