OSX 用のExif削除用ツール
今までの2ヶ月ちょっとブログの写真をどうやっていたかというと、iPhotoにGoogle Picasaのプラグインを入れてまして、そこにiPhotoから直接アップロードしていました。その前までは、Windowsユーザが長かったし、カメラもNOKIAだったりしたので、自分で加工したりしてたし、ブログのプロバイダ側のアルバム機能をそのまま使っていました。
ところが、ブログを引っ越そうかと思った時期があって、そのときに文字データは引っ越せるけど画像は簡単には引っ越せないことがわかり、今後書くものについては、外部で画像を管理することに決めたのでした。写真もNOKIA 705NK から iPhoneとちゃっちくなっちゃったし、まぁいいっかな、という軽い判断です。
で、このPicasaの御陰でジオタグの存在とその恐ろしさに気付いたのですが、同時に、これを使って位置情報を変更することもできてしまいました。こんな感じ。
当時のすべての写真を富士山の頂上に持って行きましたとさ。
さてさて本題。なんとなーく探してたらこんなのが見つかりました。
コマンドラインだけどしょうがない、これだったらフリーなのでいかがでしょうか。
ExifTool by Phil Harvey
フリーなのだから、ありがたく使わせていただかないと…。
Perlつきのマルチプラットフォームのパッケージが最初にリンクがあるんですが、私は3番目のOSX用インストールパッケージをダウンロードしました。ドキュメントもやけに充実しています(英語だけど)。
普通にインストール。私がやりたいことはただ一つ、位置情報(ジオタグ)の削除なので、迷わずこれを実行。
1)ターミナルを起動します。
2)画像がある場所を確認して(デスクトップに置いておくとラク)
3)$ exiftool -GPSLatitude="" -GPSLongitude="" 画像ファイル.jpg
などと実行
4)_originalという名前のついたバックアップファイルが作られて、処理が実行されます。
使用前 $ exiftool 画像ファイル.jpg
使用後 $ exiftool 画像ファイル.jpg
あと、課題は自動化かな。もうやっている人いそうだけど。iPhoto のプラグインで作ってくれる人いたらいいなぁ。ってアップルが作れよ。
追記:10/1 20:30
普段ターミナルを使っていない人には、ちょっと不親切な説明だったと思うので。
$ で始まるコマンドラインで打てる「コマンド」には色々あるのですが、ひとまず、ターミナルを起動した直後にいる「場所」は「pwd」でわかりますが、ユーザの「ホームディレクトリ」といいます。
$ pwd
/Users/don2don (私のユーザ名をdon2donとしてあります)
「ls」でそこにあるフォルダの一覧が表示されます。英語なんですけど、日本語の名前と一致するものがたいがいあります。
$ ls
Desktop Downloads Library Music Public
Documents Jap.txt Movies Pictures Sites
一番最初の「Desktop」が「デスクトップ」のことです。で、デスクトップにIMG001.JPGなんてファイルを置いておけば、
$ ls Desktop/IMG*
Desktop/IMG_001.JPG
とみつかります。というわけで、例のexiftoolコマンドを使うときはデスクトップにイメージファイルを置いておいて、
$ exiftool -GPSLatitude="" -GPSLongitude="" Desktop/IMG_001.JPG
などとやると指定しやすいです。複数ファイルの場合は、
$ exiftool -GPSLatitude="" -GPSLongitude="" Desktop/IMG_00*.JPG
3 image files updated
のように「*」が使えます。
Exif情報の確認の方法は、単に
$ exiftool ファイル名
です。